ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

木野龍逸

 東京電力は同社の株主総会で「禁止していた」にも拘わらず株主総会場から音声を「直接配信した」という理由でフリー・ジャーナリストの木野龍逸を同社の定例記者会見から閉め出した。
 ICレコーダーで録音することは許可していたが、「直接配信するのは株主のプライヴァシー保護のためにお断りをしていた」と同社は説明している。
 ところが週刊金曜日(903号)によると、個人株主が勝手に録画したものを入手してそれを放送に使った放送局にはその種の処分を科してはいない。(そもそも一民間企業が処分だなぞとおこがましいことだ)。
 しかも、週刊金曜日によると当日の会場に於ける発言は実名ではなく、入り口で手渡された番号に依っていたという。つまり、名前が明らかになるはずもなく、音声だけを発信した木野の行為の一体どこが「株主のプライヴァシー保護」の観点から問題になるのか、ということだ。
 週刊金曜日大飯原発が再稼働して以来、東電の不遜な態度が目につく、というのだけれど、時として夕方の東電の記者会見のネット中継を見ていると、これはもう最初からで、今始まったこっちゃない。ずっとこの方、彼らは慇懃無礼であり、不遜であって傲慢そのものである。