こんなタイトルじゃなくて多分英語だったと思うのだけれど、そうそう「Ultra Light Hiking」だ。とにかく「あったら便利だと思うものは置いていく」という。そんなスタイルの、つまり軽装備ハイキングについて先日の「ビッグ・イシュー」に書いている人がいた。これ、どこかでかつて随分語られた話題じゃないかという気がしてしょうがない。つまり、ヒッピー的な、あるいはジョン・ミューア的とでもいうか、はたまたマザー・アース的といっても良いような(こりゃみんな横文字だが)価値観かも知れないな。
しかしだ、私は見たことがあるわけじゃないから何ともいえないけれど、かつての東海道中なんてものはこれの最たるものだったのではないのか。振り分けにした小さな荷物しか持たないで宿場から宿場を歩いて行ったというじゃないか。
今だったらどこへ行くにもガラガラと、一体そこには何が入っているんだと思うような荷物を誰も彼もが引きずっている。
かくいう自分だって、いつも重い荷物をぶら下げていて、おかげで背骨がひん曲がってしまいそうだ。そうだ、今日は最低限のものしか持たないで出かけよう。
カメラ、水筒、筆入れ、ノート、傘、扇子、タオル・・・・。あぁ、またこんなに増えて行くじゃないか。