ほぼ足りてまだ欲 その先

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NHK BS 戦争証言アーカイヴス

「証言記録 日本人の戦争 後編「1944-1945 絶望の一年」という番組の後編を昨日の夕方放送していた。
 文部省は1945年3月10日までに疎開している6年生は卒業式や、進学のことがあるので、元席校へ返すようにと指示を出したのだそうだ。それで子どもたちは東京に戻ってきた。斉美国民学校は8日に帰ってきたので翌日の深夜の東京大空襲で多くの子どもたちはなくなってしまった。これは番組の中で語られていた。しかし、富士国民学校は10日に帰京したので、帰ってきたら実家は燃えてしまい、家族を失った児童は多かったけれど、児童は生き残ったのだそうだ。これは当時富士国民学校の生徒だったお年寄りの証言である。全く生死を分けるとはこのことで、その方針を決めた教師は辛い気持ちになったのかも知れないし、彼らもまたあの大空襲の犠牲になったのかも知れない。
 NHKはこれらの番組をウェブサイト上で公開している。
http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/

 2年前に放送された「満蒙開拓青少年義勇軍 〜少年と教師 それぞれの戦争〜」はまさに正対してみる必要がある。義勇軍に入れば3年後、満州で20町歩の土地を与えられ入植できることになっていたというのだ。