ほぼ足りてまだ欲 その先

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ポルトガル

 NHKのドキュメントで。
 なんと平均失業率は15%で若者についていうとその失業率は36%にも登るというんだから、そりゃもう絶望的。かつての植民地であるブラジル、アンゴラモザンビークなんてところに出稼ぎに行くしかない、コエリョ首相自らが「もう外に出稼ぎに」って公言している。
 アンゴラといったらつい最近まで内戦状態に陥っていた国だけれど、ガスやダイヤモンドといった地下資源があって、今や経済成長率12%といわれているのだそうだけれど、なんたって貧富の格差が大変に大きく、やっぱり治安は良いわけがない。格差が広がると当然治安は乱れる。
 ポルトガルでは高学歴、高能力の人たちがこれまでの生活を維持できなくて、どんどん国を捨てる。すると家族がばらばらになる。家族が崩壊しているのに、国が安定するわけがない。
 これをわが国に置き換えてみると、旧植民地はあるけれど、言語的には共通部分はもう残っていないし、あれから恨みを買っていて感情はよろしくない。するとわが国の場合はそんな海外への出稼ぎ先すら存在しない。しかも国民の大半は自国語以外とんでもない。同じような状況になった時、私たちはどんな状況になるのかといったら、もうほとんど絶望的だ。