ほぼ足りてまだ欲 その先

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もし知っていたら

 小学校の時はまぁしょうがないとしても、中学から高校での私の毎日というものはどうも、どの偏差値の大学に入ることが出来るのか、できないのかということを大前提にした生活であったような日々だったという気がする。今、この歳になってわかるのはそれは全く本末転倒な日々であって、本来的にはこの世の中がどんなことになっていて、どこにどんな出来事があって、どこにどんな面白いものあって、どこでどんなことが繰り広げられているのかってことがわかり、そしてそのためにどんな準備をすると良いのか、ということがわかって、その結果どこでどんな勉強をするべきなのかがわかるべきだったのだ。
 そんなところをおろそかにして、毎月の実力テストでこの学校で何番に入ることが出来るのか、それによってどんな学校だったら受かる可能性がどれほどに高まってくるのか、全然高まらないのか、そんなことにばかり感心がいっていた。だから、ろくに本質的な勉強をしなかった。それじゃ、全然ダメなのだ。だから、うまく行かないとわかった時には放り出してしまった。All or nothingで全然意味がない。あの時にわかっていたら、そのあとはとても充実したことになっていたのではないかと思うことも出来るわけだ。あとから取り返しに動き出したのだけれど、それでも遅かった。
 もう少し賢明なる子ども時代を知らない間に過ごすことが出来るようなシステムにしてあげたいものだよなぁ。