ほぼ足りてまだ欲 その先

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こどもを

 ここのところほとんど金曜日が潰れているので参加していないけれど、3.11前からちょっとしたデモには参加していた。3.11以降も何回か参加した経験がある。「原発要らない」「再稼働反対」は大きな声でシュプレヒコールにあわせてきたし、シュプレヒコールをやる人が疲れたといって代わりに音頭を取ったこともある。まさかそんな立場に自分がなるとは思わなかったけれど、最初の頃のデモはそれくらい、ひとりひとりが自主的な想いで参加していた。しかしながら、当時から「子どもを守れ」というシュプレヒコールに何となく違和感を感じていた。
 子どもは確かに放射能汚染の影響を受けやすいし、その結果が出やすいので誰よりも子どもや妊婦を避難させなくてはならないのはわかるのだけれど、本当は「地球を守れ」なんだろうと。自分たちが黙認をしてここまでこの揺れ動く国土に原発が出来るのを彼らのやりたい放題にしてきたことを考えると、何が今更「守れ」なんだという気にはなるけれど、その後ろめたさがあるが故になおさら、今ここで原発を稼働させる動きを封じ込めなくてはならないと本当に心からそう思う。
 戦争に向かおう、向かっても良い、それが男の意気地だ、という流れが出来つつあるのを阻止しなくてはならないのと同じように、経済の復興のためには日本を地球を犠牲にしても良いという暴論を押しとどめなくてはならない。