ほぼ足りてまだ欲 その先

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40年

 まだ書くのは早いと思ったけれど、思った時に書かないと書くのを忘れてしまいそうなので書いてしまおう。
 来月になるとうちの夫婦は結婚してから40年の節目を迎える。30年経ったのがたかだか10年前だというのがなんだか不思議な気がして仕方がないのだけれど、30年というのは大した長さじゃないような気がするのに、40年と聞くと突然随分長い間だったような気がするのはどうしてなんだろうか。
 そうしてみるとあと10年なんてたいしたことがなさそうな気がするんだけれど、これからの10年はいろいろありそうだ。何しろ年齢が年齢だから、これからの10年は何もなしに過ぎるとはとても思えない。何しろ今流行のアンチ・エージングという類のことを何もしていないんだからしょうがない。
 最初の10年もいろいろあった。移動したということもあったけれど、子どもを一旦諦めながらようよう産まれてきたという変化の10年だった。
 次の10年は仕事に様々な変化が起きた期間だった。そして次の10年は家族に大きな動きと悩みが起きた期間だった。この10年がようやく落ち着いてきた10年だったけれど、今度は様々な別れの期間だった。両方の親がいなくなった。
 その間、私はわがままし放題だったと反省するしかない。仕事で外国に行ってしまったり、辞めてしまったり、勝手に学校にいったり。その間うちのかあちゃんは一言も私に反対したりしていない。さすがに自営業をやろうじゃないかといった時は反対した。アンタにはそれはできないと。さすがによく見ている。すぐに失敗していただろうと今になったら思う。
 それでいながら、私は何かを決める時に、必ずかあちゃんがどう思っているのかを探りながらやってきた。つまり、平たくいってしまえばかあちゃんの顔色を見ながらやってきたということだ。気がついたら知らないうちに掌に載せられているということだろう。
 さて、問題はこれから先だ。