ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

アベノミックス

今日の東京証券取引所終値は300数十円下げたらしい。らしいというのは今のネット環境で確実なことがわかっていないからだ。
なんでもキプロスの銀行利子に対する課徴金がどうとかこうとかだそうで、ユーロが一気に対円レートで121円代になったという。アベシンゾーが自慢げに国会で「現に景気は好転しているんです」と見えを切っているのがほとんど意味がないことだというのが良くわかる。つまり、これもあれもほとんど他人頼みの結果オーライでしかない、ということを証明しているということだ。
ただし、それまでの民主党政権に比べて全く違っていることがアベシンゾー内閣にあるのも確かではある。それは何に対してでも、それが実際に意味があることか、そうでなくてポーズにすぎないかは別にして、人目につき易い方法を採用して目の前に提示して見せるということだ。これが野田佳彦がやっていた論理を無視しての強引な結論付に比べると何かをやっているように見せる、ということに成功している、ということなのだ。だから簡単に騙される。そうでなければ、この本来的には全く変わっていないこの状況でこんな支持率やTPP参加への支持率が出るわけもない。
TPP賛成派が農業界に対して「これまで散々保護してきたんだから、いい加減この辺で自分たちで転換を図れ」という雰囲気作りをやっていて、かなり成功しているといっても良い。「日本の食料自給率を高める必要がある」のではなかったのか。