バブルでも良いから景気が良くなればいいと思っている。そうなれば景気が回復すると思っている。そんな人たちばかりなのがこの国なんだとようやくわかったような気がする。この夏の参議院議員選挙は自民党が圧勝するだろう。何しろそういう人たちばっかりだからだ。日本人だけじゃないけれど人間は愚かだから、過去から学習することができない。ついこの前のことだってすぐに忘れてしまって、浮かれていればいい。
このまま自民党が国会の多くを占めるようになると、日本国憲法は改編されることになる。それで憲法に手をつけないわけにはいかなくなっている。たかだか百年も経っていない昔のことをとっくに正しく顧みることもなく、「戦争屋」「濡れ手で粟屋」「煽動者」に簡単に手足を持って行かれちゃう。
あまりにも単純すぎてあきれかえらんばかりだけれど、それがどうやら現実のようだ。儲かればなんでもいい人種に満ちあふれているんだから、もうしょうがない。そうやってまた辛い目を見るしかない。
景気が良ければ何でも良いと思っているのが何も知らない若い世代ならまだしも、自分たちの過去を振り返ろうとしない大人はあまりにも無責任だ。もうトリンクルダウンなんかに騙されないはずじゃなかったのか。
