日本だけでなくて、全世界的に貧富の格差がドンドン拡大してきているような気がする。いわゆるグローバル化というものが企業の市場というものを意味するだけでなくて、金銭の流れも当然意味するわけで、こうなってくるとどんどん集まるところへ集まって行くことになるから、個々の国の国民だけでなくて国そのもの単位でもその格差はどんどん拡大して行くことになるのではないだろうか。
ということは関税の障壁を取っ払うということがなにを意味するのかといったらどんどんおおっぴらにこちらの財をあっちにもっていくということになるわけで、国家間の格差も拡大して行くことになるだろう。
明らかに中国は集まる側に立っており、東欧諸国やアフリカ諸国は持っていかれてしまう側に立つということになる。
これは新たな形の植民地化ということになるのではないだろうか。では日本はどちらの側に立つのかといえば、あのTPPが成立すればあきらかに持っていかれてしまう側に立つことになるだろう。凋落というのはあっという間に始まって、気がつかないうちにどっぷりと浸かっていることことになるのだろう。
