ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

小布施

 軽井沢の友人がかつて経営していたペンションの近所でスナックというかカフェというか、経営していた人が今は小布施でおいしいお店をやっていて、昨年、随分久しぶりに再開して、相変わらずのおいしい料理を出してくれている。
 小布施といったら「栗」ってのは誰もが知っていることでこの街はこれを売り物にして街造りに大成功をした。しかし、それは街の中心地だけの話で、そこをちょっと出るとブドウ畑と栗畑がどぉ〜っと拡がっていて実に落ち着いた古い物が残った街でもある。
 そのお店で教えて貰ったのが「穴観音」という温泉で、ほのかな硫黄の匂いが漂う良いお風呂だ。内湯は白い色をしているのだけれど、露天に行くとこのお湯が透明なのに硫黄の匂いがする。不思議だなぁと思っていたら、ちゃんとそれが書いてある。空気に触れると(酸化するという意味だろうか)透明になるのだというのである。へぇ・・・と感心する。
 私はお風呂に行くと、湯船に浸かっている先客に「お邪魔します」とか「こんにちわ」と声をかける。それは「私は怪しいものではありませぬ」という宣言でもある。しかし、不思議なことに皆さん、そんな人がいるとは気がつきませぬとでもいわんばかりである。