マンハッタンを走っている地下鉄に乗客の注意を促す警告が張られていてそれが英語、スペイン語、ハングル、中国語の四カ国語で書かれている。かつてだったら英語とスペイン語だっただろう。
世界中の観光地にはかつて日本語の表示が書かれているのが普通だった。今はだんだんそれもが撤去されつつある。明確に世界における日本の地位が衰退していきつつあることが表されている。
日本の政治に関わる人たちはこの辺のことを本当に理解していない。上から下まで彼らは視察と称して観光旅行をしている。普通の観光客でもその辺のことを感じて帰ってくるものだけれど、彼らはなんも感じずに、帰ってきてからの報告書まで旅行代理店に作らせたり、誰かが何かから映したものをほぼそのままコピーする程度でお茶を濁す。それで終わっていて、それが長年の慣行となっている可能性が高い。根は深い。
