もはや民主主義国家とはいい難い。参議院の特別委員会でもろくすっぽ審議なんぞしちゃいない。しかも、法案説明の時に説明されていないシステムについての話なんていうものが昨日の委員会でポロッとでたりしてきている始末で、ほとんど法案そのものの詳細について詳らかにされているわけでもないし、どの様なものを「秘密」とするのか、そしてその妥当性をどうやって結論づけるのかという仕組みについても何ら明らかにされていない。
それにもかかわらず採決を強行したのはどう考えても民主主義を逸脱していて、憲法からいっても正しい方法ではないということはまさに明確である。
いやいや、それよりもなによりも、この法は一般市民の弾圧にとても簡単に使えてしまえる法律であることは明らかで、治安維持法を彷彿とさせるという一部の人たちの指摘はまさにあたっている。
アベシンゾーを初めとする自民党と公明党のスタンスを見ていると、一体何の為にこうした法をごり押ししなくてはならないのかが明らかにされていない。その理由こそは確実に「秘密」だとして未来永劫明らかになることはないだろう。
全くの悪法である。必ず次回の選挙では彼らを落とさなくてはならず、一日も早くこの国を本来的な民主国家にしなくてはならない。