昨日着ていたシャツを洗濯籠に入れようとしてふと見たら、なんと襟が既に摩耗してほころびていた。こんな状態になったシャツを見たのはひょっとしたら大人になって初めてかも知れない。そういえば前回このシャツを着た時に左の袖口が摩耗しそうになっているのを発見して、現役の頃着ていた白いシャツもこの時計の金属バンドですれて着れたことがあったなぁと想い出していた。
企業に勤めていた時はとにかく毎日白いシャツを着て出かけていたのだから作業着として摩耗しても当然だったけれど、いくら何でも襟まですり切れたことはない。それは袖口が先にすり切れて、そこで捨てていたからだろう。
今回すり切れたシャツは代換えを買おうとしてももう手には入らない。年金生活になってからというもの安売り衣料品店のものしかかっていないのだけれど、あの店には定番という概念がないから一回買ってしまったらその次がない。ここ数年でそれを学んだはずだったのだけれど、いつも、あぁ、もう一つ買っておけば良かった、ということになる。また、気に入ったものを探さなくてはならない。
