ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

福島第一原子力発電所

 東京電力は6日、福島第一原発3号機について、これまでの推定より約5時間早く炉心溶融が起こっていたとする新たな解析結果を発表した。従来は燃料の約4割は原子炉圧力容器内に残っていると考えられていたが、炉心溶融が早まった分、燃料の損傷度合いも大きくなり、東電は大部分が格納容器の底まで溶け落ちたとみている。今後の燃料取り出し作業が困難になる可能性がある。毎日新聞 2014年08月06日 19時51分(最終更新 08月06日 20時16分)

 ま、実際の話、誰も見ているわけじゃないから本当のところはわからない。
 NHKはほんの2分そこそこのニュースの中でこんなことを言っている。

消防車を使った注水が行われた2号機の原子炉内で燃料と水が反応して水素とともに大量の熱が発生し、メルトダウンに拍車をかけたという新たな解析結果をまとめました。
東京電力は、原子炉の水位が下がって燃料がむき出しになるような深刻な事態になった場合、迅速に十分な注水ができなければ、かえってメルトダウンを進めてしまうことを示しているとしています。

 これはどういう意味だろうか。中途半端な注水がメルトダウンを早めたのだという意味なのか。
 そしてここで注目しなくてはならないのは「格納容器の底まで溶け落ちた」という表現だ。これはあたかもメルトスルーはしていないというようにとれるのではないか。あくまでも格納容器の中にとどまっているというのだろうか。もし、そうだとしたらそれはどうしてそうだといえるのだろうか。スルーしていたらこんなことでは済まないのだ、ということだろうか。
 この期に及んでも原発問題は感情的に反対するのでは話にならないのか。これはガザ地区に住んでいるパレスチナンがイスラエルの爆撃に怯える状況と大差ないではないか。