ほぼ足りてまだ欲 その先

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急死

 日頃文藝春秋なんてものを読まないが、今月号は「昭和天皇実録」が掲載されているから買ってきた、と書いた。他の記事を見るとみたくもないものを見てしまいそうだから、目次すら見ていない。他の方のブログを見ると、「某朝日OBの文章を読んで」と書いてあったので、お、そんなものも掲載されているのか、いったい誰が書いているんだろうとようやくそこで目次を開けると、あるある。で、じゃ、この際だからと目次をぱらりと開いてみて驚いた。
 保阪正康が「亡き妻と私 慟哭の手記50枚」というタイトルが目に入った。21年前に22歳で息子を亡くした保阪が昨年の6月に妻を亡くしていたというのだった。6月18日といえば私は旅行に出ていたから、この時期、彼のレクチャーを受けに行っていない時期に当たる。多分10月にはレクチャーを聴きに行っていたはずだから、あれ以来、彼は心の空洞に悩みながら日常をこなし始めていたこということだったのだ。66歳、くも膜下出血だったそうだ。