ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

歌舞伎座

 歌舞伎座が新しくなってまだ入ったことがなかった。どんなに一新されたのか楽しみだった。偶々つれあいと娘が行くはずだったのに、娘が風邪気味だというので、おはちが回ってきた。残念ながら夜には友達と打ち合わせが入っていたので、最初の一幕を見ただけで中座した。
 以前の歌舞伎座と、なんだか変わった気がしないねぇといいながら入っていくと、三階まで(何しろこういう芝居は三階席しきゃ入ったことがない)エスカレーターがあり、なおかつエレベーターがありで、そこはなかなかなものだ。
 入って驚くのは、いやその舞台が横に長い、長い!下手したらその辺の小屋の倍はありそうってくらいで、幕引きは距離がやたら伸びたと嘆いていやしないかと思うくらい。その割に座った感じは全然代わり栄えがしない。膝元はこれでも広くなったってんだろうか!?という程度でしかない。これできっと一階席(歌舞伎座ではアリーナとはいわないんだろうなぁ)はゆうゆうなんだろうか。
 今月は松本白鴎(先の幸四郎)の33回忌追善興行だという。確か9月の末廣亭中席は先代の馬生のこれも33回忌追善興行だったんだから、二人は同じ年に他界したことになる。
 最初はご存じ「鈴ヶ森」で、「おわけぇのぉ、おまちなせぇ」の幡随院長兵衛と白井権八だというだけれど、イヤフォンガイドが権八はまだ18で、元服前、というのね。元服って15歳じゃなかったの?
 友達との約束があったので、弁当をつかってそのまま出た。この弁当が旨い弁当だったが、値段を考えると私はやっぱり弁当は辨松だね。