対馬:海自庁舎で韓国人の遺体 観光客か
30日午前9時45分ごろ、長崎県対馬市厳原(いづはら)町の海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で、男性が倒れているのを庁舎管理担当の自衛隊員が見つけた。男性は意識がなく、駆けつけた救急隊が死亡を確認した。県警対馬南署が死因や事件性の有無を調べている。対馬南署によると、26日にソウル市内から観光で訪れた韓国人男性(52)とみられ、身元を確認中。男性は町内で仲間と酒を飲むなどした26日夜から行方不明になっていた。目立った外傷はなかったという。海上自衛隊佐世保地方総監部によると、男性が見つかった分庁舎は普段、自衛隊員の宿泊施設として使われ、業務資料などは保管されていない。敷地に柵などはなく、男性は洗面所の窓から建物内に入ったとみられるという。同総監部の担当者は「事実なら、施錠が不十分だった可能性がある」と話した。【小畑英介】毎日新聞 2014年12月30日 23時44分(最終更新 12月31日 02時27分)