ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

あまりの楽しさに

 昨夜はあまりの楽しさに、すっかり痛飲してしまい、今日は一日を棒に振っている。いくつになっても身の程がわからない。困ったもんだ。
 年に一度の「Dear Beatles」というライブが渋谷公会堂であった。もう13回もやっているライブだけれど、私はこれが4度目くらいだ。
 アルフィー坂崎幸之助(G)、チューリップの上田雅利(Dr)、元バッド・ボーイズの廣田・リッキー・龍人(G)、ポールを唄わせたらピカイチの伊豆田洋之(key)、村田和人(B)、『ウイスキーが、お好きでしょ』の杉真理(G)、土屋剛(key)に今回のゲストはスターダスト・レヴューの根本要(G)というメンバー。
 毎回ビートルズのアルバムをほぼ完璧でに再現してビートルズマニアを喜ばす。初期のアルバムはまだしも、後期のアルバムをライブで再現するのは至難の業だけれど、これだけのメンバーがいるとそれができちゃうのが醍醐味だ。今回は「HELP!」。映画を見たけれど、もうあんまり覚えていない。ビートルズの最初の映画「A HARD DAYS NIGHT」は何度も見て、映画の中の台詞すら同時に言えたというくらいだったのだけれど(実際に場末の映画館まで追いかけていって、これをやったら前に座っていたおよそビートルズと結びつかないむくつけきオヤジに怒られた)、この映画は多分一回しか見ていない。なんでだろうか。
 客席を見回すと、こんな男っぽいステージとは裏腹にほとんどが女性、それも40代と覚しきごく普通の女性で占められている。それと対照的に男性は10%くらいじゃなかろうか。しかもステージと同じくらいか、それ以上の歳がほとんどで、如何にもあの時代の「不良」どものなれの果てである。ま、私も例外ではないけれど。
 友人がこの中の一人のミュージッしゃんとごく親しいつながりがあって、その筋で入手した切符だったので、前から4列目のど真ん中だった。終演後、二階のロビーで出演者たちとの歓談の場があって、ごった返していた。
 一番前で立ち上がって両手をめいっぱい開いてその手を叩いて飛び跳ねていた女性に驚いた。今の子たちは立ち上がってステージにあわせて手を叩くのが普通らしい。お爺さんは静かに座って楽しんでいたので、逆に周囲から浮き上がっていた。サッカーのスタンドのようで、面白くないね。