ほぼ足りてまだ欲 その先

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セクハラ

 セクシャルハラスメントというのは必ずしも男が女に対して行う行為ではない。男が男に対して行う行為でのセクシャルハラスメント、というものも存在する。女が女に対して行うセクシャルハラスメントが存在するのかどうか、私にはにわかに判別が着かないのだけれど、あり得るのではないかという気がしないでもない。
 男が男に対するセクシャルハラスメントの典型的で、あんまり気がつかれないものは、猥談だ。それはなんでかというと、昔は(一体いつ頃までそれが当然だったのか、はっきりと指摘することははなはだ難しいけれど)おっさんなるものは平気で人前で猥談をぶっ飛ばしておった。当時は女性の前でも平気でぶっ飛ばしておったな。何しろ妾を持つのは男の甲斐性、みたいなことを平気でいっておって、それが人生の勝ち負けみたいに言っても平気だったなんて事があったのだ。ましてや、男ばかりの場所、例えば会社帰りの飲み屋のカウンターなんぞときたひにゃ、いやらしい話をする奴が普通で、そこで顔をしかめて見せたりなんぞしたら、それに輪をかけていやらしい話をぶちかましたりしたものだった。
 どうも爺さんの多くはそれが止められない。止める理由がわからない。それを放つのが「男!」だと未だに思っている様子がうかがえる。自分一人でそんなことを妄想していれば良いじゃないか。なにも周りを引きずり込むなと思うのだけれど、そういう人に限ってそれに気がつかずに、偉そうにしている。面倒くさい。そういう状況を今語で言うと「うざい」って言うんだろうなぁとようやく正しいニュアンスで今語を使えるようになった時にはもうすでにそれは今語でなくなっている。