この国は本当に冷たい。弱いものにはトコトン冷たい。上手くいっている連中だけの国のようだ。しかもその上手くいっている連中はみんなその「弱いもの」の上に乗っかって暮らしているにもかかわらず、冷たい。
弱いものはそうしてないがしろにされてきているから、必然的に世の中に恨みを持つ。なぜって、希望が見いだせないからだ。じゃ、希望ってなんだよ、というと、明日も頑張ろう!という気にさせる要素じゃないかと思う。その気にさせないんだよな。もう、本当にいやになる気にさせる要素に充ち満ちている。
残業に対価を支払わない国にするとか、非正規を非正規のまま格安で雇えるようにするとか、そういう姑息なやり方でどんどん絞りだそうとする。
挙げ句の果てにそんな立場に立っているのは自分が頑張らなかったからだという。こんな国を愛せよというのは北の独裁国家と変わらないぞ。