ほぼ足りてまだ欲 その先

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まだ戦争は終わっていない

先月10日付の官報に、戸籍上104歳になる、ある男性に関する仙台家裁の告知が掲載された。今月30日までに生存の情報が寄せられなければ、死亡したとみなされる。
 男性は宮城県出身の小野周之助。旧満州中国東北部)の鞍山(あんざん)郊外で、日本人学校の校長を務めていた。
 長男の一雄(77)によると、テニスが趣味で、厳冬期は校庭に水をまいて児童とスケートに興じる「優しいスポーツマン」だった。だが終戦後の1946年、混乱のなか家族と生き別れた。35歳だった。
 70年近い不在を経て、宣告手続きがとられたのには訳がある。引き揚げ後も夫の帰りを待ち続けた妻・千鶴(ちづ)が2月に亡くなったのだ。同じ104歳。葬儀には、老いた妻と若き夫の二つの遺影が掲げられた。安否不明のまま外地から戻らぬ兵士や一般邦人を「未帰還者」と呼ぶ。厚生労働省によると、いまも295人いる。(朝日新聞デジタル西本秀 志村英司2015年8月16日03時13分)

 ほら、戦争が終わらない人が今でも少なくとも295人はいるんだね。ということはその家族、親戚がまだいるってことだよね。
 満州のことについてはもう一度じっくり考えなくてはならないね。王道楽土っていったんだものなぁ。満蒙は日本の生命線とかいっちゃって。戦争行為で侵略しただけではなくて、国家を上げて他の国に大挙して押し寄せて勝手に暮らし始めちゃったんだからずいぶんなものであります。