前の楽太郎、今の円楽が歌丸を人間国宝にしよう！といっている。
そもそも人間を国宝にするという考えに私は関心がない。動物や人間（あ、人間も動物だ）を国宝にするというのはふざけている。死んじゃえばもうなんでもない。ひょっとすると昔の兵隊さんの墓のように勲位を墓石に刻んだりしたいのか？
人は死んじゃえばもうなんでもない。役者だろうと、スポーツ選手だろうと、素晴らしい理論を発見した学者だろうと、死んじゃえばもうなんでもない。その人自身はなんでもない。その記録は大事にしたら良い、けれどその人は死んじゃったらもう「無」です。
金をたくさんかき集めて自分の名前で貯蓄額をドカンと抱えていようと死んじゃったらなんもなしです。その金はどこか違う人や組織のものになってしまうっつうだけです。
どんな爵位をもらおうとも、どんなに新聞で書かれようとも死んじゃえば無です。それは大悪人も一緒なんですね。「無」です。
そう考えると、笑えてきます。あはは！です。死んじゃうと「無」です。
だから、フェアーに生きていきたいです。人を騙したくないです。国旗国歌法で歌は決めたけれど、「お前はあの国歌を歌わなかったから首」なんてことをして良いとはどこにも書いてありません。アンフェアーです。フェアーに生きたいものです。
