昔のことだけれど、会社の中に提案制度を作ったことがある。あ、いや私が作ったんじゃないけれど、そんなのができた。「開かれた会社」ってのを作りたかったのだろう。それほど開かれていなかったんだろうなぁ。結局大した改革も起こせずに他の会社に吸収されてしまった。
で、その時に群馬の山の中にあった土地を使って「アウトドア・フィールド・クラブ」のようなものを作らない?と提案したことがある。勿論却下されてなんの風も吹かなかった。
その時に、大先輩の人がWWFJapanの活動を支援する活動に乗り出さないかと提案していた。当時は各社が「社会貢献」を口にする風潮だった。経団連だって1%クラブとかいって(経常利益の1%以上(法人会員)、可処分所得の1%以上(個人会員)を目安に社会貢献活動のために拠出することに努める企業および個人を支援する、というもので今でも続いている)やり出したりしたような時期だったし、かなり気運は高まりつつあった。ま、結局は各社本気じゃないけれど。
でも、この時、役員連中がいっているのを聞いて、なるほどそういうのありだったのかぁと、自分の未熟さに気づかされたのだけれど、「面倒もないし、良いアイディアなんだけれど、いいだしっぺがあいつだからなぁ」というのである。
つまりやっても良いけれど、あいつに手柄をとられるのは些か気に入らないから潰すんである。
今回の日本共産党の、打倒自民党政権のために野党は大同団結しよう!という提案がまさに今必要なことで本来的には諸手を挙げて賛成するべきなんだけれど、いいだしっぺが日本共産党だからなぁという民主党岡田の態度を見ていてどこかで見たぞと思ったのはこれだったのだ。