ほぼ足りてまだ欲 その先

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Magnolia


 もう15年も昔の映画だってんですが、驚きましたです。地震に大騒ぎな昨夜、どうしても眠くて10時半頃に寝てしまって、眼が覚めたら午前4時。地震はどんな案配だろうかとネットをひととおり渡り歩いて、早めの朝食を作って食べ、やれやれとWOWOWをつけたらやっていた映画。この時間の映画は危ないんですよ。なんでかっていうと目が離せなくなっちゃうような映画を良くやっているから。
 この映画もとうとう最後まで見ちゃいました。しかし、3時間の映画だから私が見始めたのは最初の一時間が過ぎたあたりだったんだろうから、最初はこりゃなんちゅう映画だよ、このクイズ番組はどうなってんだろう、という程度だったんだけれど、段々目が離せなくなっちまったんだなぁ。トム・クルーズはこの頃の方が演技が良かったんじゃないだろうかねぇ。今はなきフィリップ・シーモア・ホフマンがとても良い味だったというか、彼らしい役だったというか、何だか演技と思えなくなっちゃうくらいだったなぁ。
 トム・クルーズのフランクがインタビュアーに過去について問われて対峙するあたりからわかってきたんだけれど、この映画は「いいか、死に臨んでは過去をいやというほど悔いるんだぞ」っていわれているらしいってことかもなぁ。
 どうしてハリウッドはこんな映画を生み出すことができちゃうんだろうか。