東京電力福島第一原発事故の帰還困難区域で起きた山火事に関連して、放射性物質が飛散するおそれがあるとしたコラムを、和歌山県の新聞社が今月、掲載したところ「風評被害が助長される」といった批判が福島県の農家などから寄せられ、新聞社は９日の紙面で「放射線量に大きな変動はなく迷惑を与えた」と謝罪しました。（NHK2017年5月9日 15時03分）こちら
飛散していないわけがありません。山林は除染していないのです。雨雪でそれが木々の葉や枝から流れ落ちたとしても、地面のあちこちに堆積しているであろうことは、誰にも予想が可能です。それが火災の上昇気流で吹き上げられ、吹き上げられたものは拡散するだろうことを想像できないのだとしたら、それはあまりにも無知というしかない。警戒をしておざなりではない真剣な計測をするのが行政の仕事のはずだ。
