ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

nsw20722007-03-08

【写真:昨日の夕方、暗い雲がバックにあり、西に沈む夕陽からの光りが建物を照らすと浮き上がって見える。】
昨日ほんのちょっと飲んだお酒のせいか、大変に喉が渇いて眼が覚める。
 昨日の参院予算委員会民主党峰崎直樹日興コーディアル証券粉飾決算行為についての質問に対して山本金融担当大臣も法務省も非常に歯切れの悪い答弁に終始している。個別事案であり、予断をもってお答えすることは差し控えるという。なにが作用しているのだろうか。複数年にわたる粉飾に関する行為に関与した関係者の問題がほぼマスコミによって報じられてもいないし、これまでの似通った事件に比べてどうも「日興コーディアル」に対する風が強くないと思われるのは何でだろうか。シティ・グループが引き受けることになったとしたらもうそれで解決なんだろうか。大いなる商圏を外資に受け渡すことによって全て解決だと云うことになるのだとしたら、なんだか裏がありそうだ。
 今日も私が最近えらい気に入っている250円弁当にしようかと思ったけれど、考えてみるとあれも結構なゴミが出るし、だまって家にある食材で何か作ったら、とりあえず目の前の自分の財布から現金が今まさに減少するわけじゃないのだからと、棚をがさがさするとちょいと前に買ったレトルトミートソースが出てきたからスパゲティにする。玉葱半分を粗いみじんに切り、生姜も、人参もみじんにして炒める。そこにそのレトルトを入れる。そこにゆだったスパゲティを放り込んであえる。冷蔵庫からブロッコリーを取りだして混ぜる。これで、できあがり。

雑誌

 昨日論座4月号を入手。特集「グッとくる左翼」の中で高円寺の「貧乏人大反乱集団」を知る。三人デモ、なんて笑ったねぇ。1月号に掲載された「丸山眞男をひっぱたきたい」という31歳フリーターのエッセーに対する反応が掲載されていて非常に興味深い。佐高信、奥原紀晴、若松考二、福島みずほ森達也鎌田慧、斉藤貴男とここまではそれぞれ見開き2頁。鶴見俊輔吉本隆明柄谷行人についてはどうやら別枠「インタビュー」として掲載。特にこの場合鶴見俊輔の自らのバックグラウンドを持ち出しての話は面白い。彼は自分の出自に対してかつていろいろなことを感じながら人生を送ってきているわけだからだ。この件についてはどこかで書くかも知れないな。
 「東京人」4月号は「坂」だ。案の定タモリが出てきた。私の実家はやたらと曲がりくねった狭い坂道の取っつきからちょっとあがったところにあった。しかもそんなところをバスがすれ違うというとんでもない道路状況である。上から降りてくる自転車は昔からきぃきぃとブレーキの音を響かせ(あれではすぐにもブレーキパッドがすり減っただろうなぁ)、夏の炎天下に自転車を押しながら汗をかいてのぼっていく人をよく見た。荒縄で括った一貫目の氷をぶら下げ、下を向いてあたかもウンウンといいながら登るおばさんを見た。だから、坂道を実は好きではない。今はほとんど坂なんてものが見あたらない地域に住んでいるものだから坂道に悩まされることなく暮らしている。この保存版と銘打った「東京人」を買ってしまったけれど、実を云うと中に掲載されている坂道の写真を見ると胸苦しくなるんである。

しょうがい者雇用

 障害者雇用率、パートも算入 厚労省、採用広げる狙い Asahi.com2007年03月08日09時02分
 厚生労働省は7日、企業に義務づけている障害者の法定雇用率(従業員に占める障害者の割合=1.8%)について、パートとして働く障害者も加えて算定するよう制度を変える方針を固めた。雇用率が未達成の企業に対する納付金の支払い義務を中小企業に拡大することも検討する。障害者の雇用の場を広げるのが狙いで、来年の通常国会での障害者雇用促進法改正案の提出を目指し、今夏から労働政策審議会で本格的な議論を始める。
 同法では現在、従業員56人以上の企業に法定雇用率の達成を義務づけている。ただ、雇用率の計算に算入できるのは原則として正社員。パートについては、特例的に重度障害者と精神障害者に限り、算入してもいいことになっている。
 今回の改正では、全体の「従業員」に週20時間以上30時間未満の短時間労働のパートも加え、障害の種類や重さにかかわらず、身体障害者知的障害者も算定の対象とする方向だ。障害者雇用を促すのが目的だが、企業側が障害者を正社員ではなくパートとしてしか雇わなくなる懸念もあるため、パートの障害者を1人雇った場合、雇用率の計算上は「0.5人」とするなど、正社員雇用とは差をつけることで障害者雇用がパートに偏らないようにする。
 派遣社員についても現在は派遣元企業の雇用率にしか算入できないが、派遣元と派遣先で0.5人分ずつ算入する仕組みなども検討。派遣先に障害者の受け入れを促す。
 現在、法定雇用率に満たない従業員301人以上の企業には、法定数に足りない障害者1人あたり月5万円の納付を義務づけているが、これを300人以下の中小企業にも拡大することも検討。中小企業に対する事実上の「罰金」を科すことで、障害者雇用を進める考えだ。

 パート、派遣等労働がどんどん「あるべき姿」として肯定されるという社会にする仕組みが形の上で創り出されている。なにか、肝心なものが見過ごされているのではないかという疑問がわく。301人以上の従業員を抱える企業の大半は「納付金」で済ましてきた。本当の問題点はここにある。なんでも金で済むことになりそうである。

地震

 「2007年03月08日14時12分 気象庁地震火山部 発表:08日14時04分頃地震がありました。震源地は鳥島近海 ( 北緯30.0°、東経141.1°)で震源の深さは約140km、地震の規模(マグニチュード)は6.0」気象庁地震情報はこちら。机に向かっていたら、眩暈(めまい)かな、と思った。最近友人のひとりが「良性発作性頭位変換眩暈症(BPPV)」と診断されたと聞いていたからである。そのうちゆぅ〜っさ、ゆぅ〜っさと揺れだしたので地震と知れた。

国会インターネット審議中継

 衆議院参議院もインターネット上で審議の様子がオン・タイムで見ることができるというのはよく知られているところである。新聞紙上ではスペースの関係からきちんと伝えられない、あるいはテレビのニュースでは時間の制限から言葉が切り貼りされて伝えられるので、本来的なニュアンスが伝えられない。しかし、ネット上ではライブで中継されているだけではなくて、過去の審議もライブラリーの中でつぶさに見ることが可能である。これなんかはまさにインターネットというシステムがここまで普及したからこそ実現したもので非常に意味があることだと思う。
 それこそ、昨日の松岡居直り大臣の木で鼻を括った対応の仕方がまさに露わとなって伝えられるわけである。今日も東洋町の町長が独断で高レベル放射性廃棄物最終処分場候補地としての受け入れに手を挙げた件についていつも顔に表情のない、なんだかやる気の見られない甘利の「仮定に立った質問に対しては予断を与える可能性があるからお答えはできません」の繰り返しに『逃げ』の姿勢が見えるところを充分に伝えている。
 その過去のライブラリーを探そうとすると衆議院のサイトではとてもわかりやすく、発言者の順番、費やした時間がすぐに見つけることができ、ふらっとサイトにアクセスして、「おっ、枝野が質問に立っているのは面白そうだぞ」とアクセスすることができる。ところが、参議院のライブラリーは委員会の名前が書かれているだけである。誰が質問に立ったのか、事前に調べてから出ないと検索ができない。・・・と思って思案投げ首だった。例えば昨日の予算委員会を見ようとするとこちらのサイトをみると「審議情報」という項目に「参照」と書かれているところがある。ここをクリックするとようやく「質疑者一覧」が出てくるというわけである。
 使い方がわかればそれでどうにかなるのだけれど、なにゆえ、衆議院参議院のサイトがそれぞれ異なるデザインになっていなくてはならないのか、なっているのか、という疑問は大きい。何事につけて衆議院参議院は全く整合性のないシステムを採る。有名なところでは速記そのものが全然違う。もう変えられないという。近頃語られている話題では、議員宿舎衆議院参議院と別々に誂えられている。今度できるのが衆議院の宿舎。それでもなんでも参議院も新しい宿舎を計画中だという話まできく。衆議院参議院では作られた歴史が違う、というのがその根本にあるという話をよく云われる。それは理解できるのだけれども現時点でその統一という作業に取りかかることは歳費の低減という観点としては重要ではないか、と常々考える。インターネット上でのアクセスという点ではできるだけバリアのないデザインとするべきであり、ユーザーである国民の立場に立って考えられなくてはならないだろうと思うのだけれども、そうではないだろうか。

参議院清水谷宿舎建て替え

 ついでにこの件について「(建通新聞東京2006年1月10日付1面掲載)」に記事を発見。「建設地は現在地の東側、宮内庁宿舎跡地。新しい宿舎の規模は地下2階地上14階建て延べ約1万5000平方米。戸数は80戸で、1戸の広さは約80平方米を想定。」一年以上前の記事だ。初の設計・施工一括による総合評価方式で受注したと錢高組が2006年11月17日付ニュースリリースで発表している。まぁ、いつものことで受注金額は発表には含まれていない。設計を日建設計、建築工事を錢高組、電気設備工事を関電工、機械設備工事を三晃空調が担当すると云うことである。完工予定:2009年12月。公表されている国土交通省が発表している入札結果から見ると落札価格は3,675百万円の様である。

不満のない自殺

 高島平で女子高校生二人が首つり自殺をし、一人が死亡した事件。JCastNewsに掲載されたロブ@大月さんのコメント:「不満が無く平坦であるがゆえに悲劇のヒロインに憧れる。自殺したらヒロインのごとく生きた証をのこせるのではないか、と自殺に走る。大人は不満が無いから自殺、というと理解できないようですが、実際にこういうことがあるんです。」これを読んでハッ!とした。そうかぁ、そういえば今から考えると全くそんなことはないのに、自分がまだ高校生、大学生の頃、自分は誰にも愛されることがないのだ、自分は全く取るに足りない人間なのだとどんどん絶望的な状況において考えるようになる眠れない夜というのがあったよなぁ・・・。

世界の車窓から

 シドニーから西へと走り続ける「インディアン・パシフィック」は明日の番組でいよいよPerthに到着する。その後はフリーマントルと見たな。「パース」ではなくて「ぷぅーθ」である。そういえば午後にBS-iで「シドニー/メルボルン殺人事件」というドラマの再放送をやっていたのだけれど、シドニーで泊まるホテルは当時の全日空ホテル。どうも話を聞いていると2000年のオリンピック前に放映されたドラマのようだ。ここでも「シドニー」ではなく「スィッニィー」である。気障やなぁ〜っ!