ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

何がいいたいのか

 相変わらず何をいいたいのかわからない新聞記事を見つけてしまってどう考えたらいいのかと・・・。
 msn産経ニュース(2009.9.16 03:22)を見ていたら「(主張)ノモンハン70年 一方的な歴史解釈検証を」という記事を発見。

この戦闘で、日本軍はソ連軍の機械化部隊に大敗したとされてきた。だが、ソ連崩壊後のロシアで旧ソ連軍の資料が公開され、ソ連側の死傷者が2万6000人と日本側の2万人を上回っていたことが明らかになった。

 だから、日本は大敗した訳じゃないんだ、という理解らしい。でも、逃げ帰ってきたわけだから勝ったわけでも無論ない。ま、死者の数が確実にそれだったとしたら中敗くらいだろうか、そんな言葉聴いたことないけれど。

また、最近の研究で、当時の日本政府が独ソ接近の情報を得ていながら、それを重視していなかったことも分かってきた。ノモンハン事件最中の1939年8月、独ソ不可侵条約が結ばれ、平沼騏一郎首相は「欧州情勢は複雑怪奇」と言って退陣した。
 日本の情報収集力や情勢判断の甘さについて、当時の国際情勢に照らし、再検証が必要である。

 独ソ接近の情報を得ていたにもかかわらずという話は最近わかったという話ではない。すでにいくつもの書籍に書かれていることで既知である。日本の情報収集力、判断の甘さ、だなんて今ここに来て急に明らかになった話なんかじゃない。何をいいたいのかよくわからない。よっぽど書くことがないのか。
 一番最後にこんなことが書かれている。

 日ソ共同宣言が署名された当時の首相は、新政権を担う鳩山由紀夫氏の祖父、鳩山一郎氏だ。ロシアが2島返還を持ちかけてくる可能性があり、要注意だ。鳩山新政権は4島返還の原則を絶対に曲げてはならない。

 あ、これだ、これだ。産経がいいたかったのはノモンハンなんてどうでも良いんだ。戦後親ソ路線を推し進めた鳩山一郎の孫だから危ないぞ、といっておこうって訳なのか。

鈴木宗男

 衆議院外務委員会の委員長に鈴木宗男がなった。外務省に対してあれだけ質問をばかばか投げつけていた「疑惑の総合商社鈴木宗男が委員長になるにあたって自民・公明・共産が異を唱えた。通例本会議で「ぎちょぉ〜〜!」動議で議長一括指名として来た委員長人事で、自民党から鈴木宗男については採決を取れと要求されてたけれど、そりゃもちろん過半数を占めている民主党の数の力で決定した。
 しかしながら彼は受託収賄罪で裁判審理中である。
 東京高裁(池田修裁判長)は昨年の2月26日に、東京地裁の判決懲役2年、追徴金1100万円の実刑を支持して鈴木議員の控訴を棄却する判決を下しており、鈴木宗男最高裁に上告した。
 彼は質問書をバンバン出していると書いたけれど、今年の5月12日には最高裁判事の人選について質問書を出している。地裁、高等裁判所の判事に法曹資格を持っていないものがいるのか。そしてあたかも最高裁の判事に法曹資格を持っていないもので、しかも元行政官だったものが就任するのは一種の天下りだし、「司法の水準向上、裁判の適正な執行等に鑑みて適切であるか。政府の見解如何」と聞いている。尤も当然、当時の自民党総裁である麻生君の答弁はまったく木で鼻をくくったものだ。
 最高裁で有罪判決が確定してしまったら彼は議員の職も失うし、当然外務委員長なんてやれるわきゃないんだけれどね。そのときはどんな騒ぎが起きるのだろうか。楽しみだ。
 ちなみに彼は本年2月9日に最高裁判事の国民審査について非常に基本的な質問書を出している。

PPM

 多分そこら中の団塊世代ブログはとっくに書いているんだろうけれど、PPMのMary Traversが白血病で亡くなった。72歳だったそうだ。私の10歳上で、ということは私が生まれて初めてPPMの歌を聴いてその説得力に舌を巻いたあの頃、彼等はまだ20代だったということか。あの頃の20代は日本でも激しく、喧嘩っ早く、それでいて鋭い行動力を発揮するという人たちがたくさんいたんだけれど、彼等PPMにはなんだか洗練された知性的な雰囲気を感じていた。なにしろ日本では行動力は喧嘩力と同居していた傾向があったものなぁ。
 日本ではPPMを今でも追いかけ回しているグループはいくらもあってそれがいくつも集まってイベントが開かれたりしているんだそうだ。そういえばその種のバンドというのはたくさんあって、ブラザーズ・フォーの追いかけ(トリビュート・バンドというらしいけれど)やら、たくさんある。エレキ系でいったらThe Ventures系、The Beatles系から始まって中にはThe Shadows系なんて凝り性の人たちもいる。
 友人のThe Shadowsバンドの話によるとThe Shadows系バンドがたくさん集まってやるイベントでは演奏する曲目を重ならないように打ち合わせをするんだそうで、それだけの数The Shadowsにはレパートリーがあるということかとびっくりする。
 おじさんたちばかりがどこまでオリジナルにそっくりにやれるかに腐心している姿を見るとなんか他のことにこのエネルギーは使えないものかと考え込んじゃったりする。彼等の音楽が特別養護老人ホームで役に立つときにはもう彼等が中に入っているってことだったりしないんだろうかと思ったりするんだけれど、もうしばらくしたらちょっと上の年齢の人たちに喜んでもらえるのだろうか。
 PPMの曲といえば魔法の竜、パフの唄は学校の音楽の教科書に載っていたと聞いたことがある。
 もうひとつこれを書いていて思い出したことがある。1960年代中頃の私たちの高校生時代、フォーク系の人たちはピアレスというメーカーのバンジョーを持っていた。ギブソンなんて買えないものね。あのメーカーはいつまであったんだろうか。
モーリス系の飯田楽器がやっているPeerless Guitarとは綴りが違ったような気がするなぁ。

自民党総裁選

 三人の候補者が出そろった。これで河野太郎が総裁になるような日が自民党にやってきたら本当にやり直すんだなというのが見えてくるのかもしれない。しかし、今度の総裁選挙は推薦人の動きを見ていると、どうやら谷垣禎一が選ばれるんじゃないのだろうかという読みをしているらしいところがうかがえそうだ。
 これで国会議員が極端に減ってしまったという数勘定がどう影響するのかわからないけれど、いずれにしてもこれでは自民党は変わることはできないだろう。当面の問題として自民党の総裁となったところで何かができるということにはならないだろうけれど、その辺の立場の変化を認識しているのかいないのか、は大きな問題だ。ところがこの総裁選の動きを見ているととてもそんな具合には見えていない。

今日はどうも

 朝からテレビは鼻をすすり上げる犯罪者の記者会見ばっかりでどうにもならない。もう良いから!いい加減にしろ!とテレビに向かって怒鳴る。
 世間は土曜日がお休みの人は明日から5連休なんだそうで、それを「シルバー・ウィーク」と呼んでいるんだそうだ。こっちにはなんの関係もない話だ。シルバーっていうくらいだから年寄りに何か大サービス大会でもあるのかと思ったら、そんな話も聞かない。