福島は街中に大きな大変立派なお稲荷さんがある。私の住むあたりだとお稲荷さんといえば街角のちょっとしたところに小さな祠が建っていて、お狐さんがちょこらんと見張っておいでだ。そんな祠に気がつくとカメラを向けて記録に残そうとする。かつては銀座のお稲荷さんを全部廻って写真に収めたりした。
そんな小さなものと違ってこちらは大きな絵馬堂が別棟にあるような立派なものである。なにしろウィッキペディアにも写真入りで紹介されているくらいだ。
夕暮れ時に行ってみると、おひとり若い女性がお参りをしているところだったので、その方が終わるまで待って、鳥居の中に本殿を収めた、そう、まさにウィッキペディアの写真とほぼ同じ構図でシャッターを押す。その後入ってきたときに気になっていた、お稲荷さん前の鄙びた家屋を写真に収めていると、先ほどお参りしていた女性が近づいてきて、「写真を撮りましたよね?」と聞く。「はい」と答えると「使わないでくださいね!」」ときつい口調で言う。「なんでですか?」とお伺いすると『嫌いなんです!』と飽くまでもきつい調子だ。「わかりました」と答えたが、その女性は振り返り、振り返り、それはそれは鋭くきつい顔をこちらにむける。今にもつかみかからんばかりである。信者の方の心をかき乱してしまって申し訳ない。
したがってここに写真はない。どうしてもご覧になりたい方は「福島稲荷神社」で検索されたい。
今週のお題「ひき肉料理が好き」
ほっとくとすぐさま豚にしろ、牛にしろ牛豚合挽きにしろ挽肉で何か作る。ハンバーグ、メンチカツ、そぼろ、餃子、シュウマイ、カレーも、ピーマンやナスのはさみ揚げ。そうそう、スパゲティー用にミートソースだって作るの大好きだ。こうしたものには(鶏肉のそぼろはそうじゃないけれど)たまねぎが欠かせない。そして生姜も欠かせない。この二つがこれまた大好きだ。
実はたまねぎは毎朝刻んでオムレツに入れている。旨いよぉ〜。
出掛ける
6月の第2週末は毎年某集まりがあるのだけれど、今年はそれが福島。昨年は旅行に行っていたので欠席してしまった。福島には戦時中敵捕虜の収容所があったのだそうだ。この件に関する報告が一番興味がある。どういうわけか歴史的観点に於ける発表が今回はないので、出席しようかどうしようか迷ったのだけれど、取り敢えず出掛けることに意味があるのではないかと考えて鈍行で出掛けることにした。
東京から福島までは新幹線に乗れば1時間半で到着する。それを鈍行で行くと途中宇都宮と黒磯での二度の乗り換えをして、合計4時間半ほどかかる。その分一泊余計にするのだからどっちが得か分からないけれど、こんなことは時間に追われて暮らしているわけではない、こんな時でないとやれることではない。
さて、どんなことが起きるのか、待っていてくれるのか分からないけれど、取り敢えず期待している。