ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

大変失礼をば

 福島は街中に大きな大変立派なお稲荷さんがある。私の住むあたりだとお稲荷さんといえば街角のちょっとしたところに小さな祠が建っていて、お狐さんがちょこらんと見張っておいでだ。そんな祠に気がつくとカメラを向けて記録に残そうとする。かつては銀座のお稲荷さんを全部廻って写真に収めたりした。
 そんな小さなものと違ってこちらは大きな絵馬堂が別棟にあるような立派なものである。なにしろウィッキペディアにも写真入りで紹介されているくらいだ。
 夕暮れ時に行ってみると、おひとり若い女性がお参りをしているところだったので、その方が終わるまで待って、鳥居の中に本殿を収めた、そう、まさにウィッキペディアの写真とほぼ同じ構図でシャッターを押す。その後入ってきたときに気になっていた、お稲荷さん前の鄙びた家屋を写真に収めていると、先ほどお参りしていた女性が近づいてきて、「写真を撮りましたよね?」と聞く。「はい」と答えると「使わないでくださいね!」」ときつい口調で言う。「なんでですか?」とお伺いすると『嫌いなんです!』と飽くまでもきつい調子だ。「わかりました」と答えたが、その女性は振り返り、振り返り、それはそれは鋭くきつい顔をこちらにむける。今にもつかみかからんばかりである。信者の方の心をかき乱してしまって申し訳ない。
 したがってここに写真はない。どうしてもご覧になりたい方は「福島稲荷神社」で検索されたい。