ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

爺さん学生の可能性

 昨日またまた放送されていた(もう本当に何回放送したら気が済むんだろう)「マイケル・サンデル先生の白熱教室」なんだけれど、実をいうと今回くらい一生懸命に見たのはひょっとすると初めてかもしれないのである。それでも終わりの三分の一ほどだったのかもしれない。
 いや、実に真剣に見たのだけれど、それでも一発では理解不能なところがたくさんあるのだけれど、それは多分、彼がハーヴァードの学生向けにリストアップしている参考図書を読んで立ち向かわないと全部を理解するのは難しいということなんだろう。
 しかし、これを真剣に聴いていると、10代の生徒だけでなくて、ひょっとして定年で職を辞した世代でも、このあたりの勉強をしてみようと大学に行く人が出てくるかもしれない。いやいや、それどころかひょっとしたら米国の大学に留学してみたいと思う退職世代が出てきてもおかしくない。しかし、問題はもちろん学費でもあるが、その関心を持ったテーマに沿って研究をして、例えば論文を書いたとしても果たして、若い世代に比較して世に資するだけの活動ができるだろうかという点はやや懐疑的にならざるを得ない。その先の発展性があるだろうかという点である。
 いやいや、研究の道には出発点はどこでも、いつでも良いのだ、と考えればいいのだろうけれど、それまでこなしてきた仕事から考えたら、それぐらいの退職者が出現してもおかしくはないはずだし、多分、もう既にその類の人たちは出現しているのだろう。私の知り合いでも還暦で某大学の博士課程後期課程に所属して研究を続けている人を知っている。
 サンデル先生の授業についてはこちらの方が素晴らしいまとめをされている。

まさか亀井静香が

 私は自らの不明を深く反省するしかないのだろうか。亀井静香月刊日本(「編集方針的には右派・保守に分類され、外交面では反米保守色が強い。新自由主義的経済政策には一貫して批判的なスタンスを取っており、特に小泉純一郎竹中平蔵の経済・外交政策を痛烈に批判」ウィッキペディア)という私が聞いたこともない、あたかも立派な右翼紙ではないかと思えるような雑誌にこんなことを書いている。「CIAが亀井静香を暗殺しないかぎり、民主新政権はアメリカの言うなりにはならない」というのである。つまり亀井は反米の立場にいるというわけだ。そういえば、彼は大臣であった時に記者会見を記者クラブ以外にさっさと解放し、それが旨く機能しないと見るや記者クラブ会見の他にその他に対する会見を開いた。
 私は彼はただただ郵政民営化に反対する郵政族に過ぎないのだと思っていた。ところがあの記者会見以来、どうもそんな低レベルの話ではなさそうだということを感じさせてきた。
 この雑誌では、亀井静香はこの国をここまでに貶めた対米従属派が誰なのかを次々に数え上げているそうだ。

 驚くほどの鮮明さである。

2011年01月02日のツイート