ほぼ足りてまだ欲 その先

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国民健康年金保険料を払っていなかった政府閣僚の三人

 中川経産相は、21年間の未加入。麻生総務相は、1996年11月に経企庁長官に就任した際、国民年金に入る義務が生じたが加入を怠ったまま2000年9月に60歳なって義務がなくなった。石破防衛庁長官も、2002年9月末に入閣してから今まで保険料を滞納。
 江角マキコ社会保険庁の年金コマーシャルに出演していながら保険金を払っていなかったとして大騒ぎをしたのはついこの前のことだ。あのとき、某週刊誌は「あなたは大丈夫ですか、小泉さん」というような記事を書いていた。
どうしてその時政治家は自らの身辺を洗わないのだろうか。怖くて洗えなかった、というのが実状だろう。みんなで渡れば怖くない。多分、閣僚だけでなくて、自民党公明党民主党、その他の政党代議士を洗ったらまだまだこんなもんじゃないだろう。何しろ国民健康保険料を払っていないのが4割にも達するというのが全国民平均なんだから。
 江角マキコはあたかも大悪人の様に記者会見に引きずり出され、ギャラを返すのなんのといわれた。
しかし、石破にいたってはテレビの取材中に笑ったのである。怒れ、江角!
 これに対する小泉(恥知らず、憲法違反行為者)首相は「今後直せばいいんじゃないですか。うっかりしてたんでしょ。みんな家族に任せてるから」という始末(Asahi.com)。「よく払ってもらえるような努力、方法を考える必要があるんでしょうね」というに至っては、おまえは一体誰なんだ!といいたい。
しかし、これも当たり前といえば当たり前である。何しろ強制加入にもかかわらず、厚生年金から外れた時に、これまで一緒に徴収されていた国民健康保険料は、自ら役所を訪れて、「えぇ〜今日から厚生年金から外れましたので、国民年金だけこっちから払います」といいに行かなくてはならないのだ。こんなことで誰も彼もがマメにやるわけない。
 それでなくても今はこうした社会生活上の最低限の見当識が失われつつある。その証拠があの老いも若きもはまってしまうゴミの家での暮らしである。「どうやってゴミを出して良いかわからない」という。そんなものは近所に聞けばよいのだ、というのはもう論理として正しくても、彼らはとっくについていかれなくなっている。
 憲法違反を犯して誰にも諫められない小泉非社会派首相はノー天気にも評論家の様なコメントをしているだけだ。自分では「本当は年金は一本化する方がよい」といいながらかたや「この法案は50年も100年も通用する」というこの矛盾は完璧に<いい加減>与党の体質を明らかにしている。
前々からいっている様に、この国は税金の完全徴収もできていなければ、年金保険料すら4割もの人間が納めていない。これを改善する方策、例えば差し押さえる、懲役罰を設定するといった法改正が必要となることは明確で、今回の与党改正案なんてまやかしをわたしたちは許してはならない。
 本当に正しいやり方は(こういう日本という国の民度と社会性の状況下にあっては)年金制度を一本にして、税負担にするという方法である。そして状況が許される<お大尽>は自分で勝手にプラスアルファをするべきなのだ。
 高齢者に対する最終的なケアを提供する施設では本人の年金から賄うべきだ。そうすると誰もが後顧の憂いなく「老後のためタンス貯金」をやめて本当に今やりたいことに金を使うことのできる活発な経済社会を生み出すことができる。
 税金もろくに集めなけりゃ、保険金も集めない。こんなに職務を全うしていないのに、大枚の退職金をそんな官僚にわたしたちは払い続け、挙げ句の果てに奴らは資本と繋がり続けてそこでもまた大枚を懐に入れ続けている。それなのに、人の良い日本国民は唯々諾々とそんな奴らのために選挙に行かずになま暖かい環境を提供し続けているんだ。いつまでそんな「良い人」を演じて行くつもりなんだろう。
ばっかじゃなかろか!
いつも人を食った態度でいい気になっている、中川!麻生!石破!
そこへ直れ! 無礼ものっ! 市中引き回しの上、さらし首じゃ!