ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

敗戦の逆説

 筑波大の先生、進藤榮一著、ちくま新書 990420。いよいよ終章に突入。片っ端から付箋を貼り付けるほど興味深い。占領軍の米国内での議論のうえでのこの準備。これがもし、なんら議論なしで始まっていたら、一体どんなことになっていたのだろうと思う。それが今のイラクの状況かも知れない。国連の常任理事国になりたくて、そして、その大前提のように憲法改正を叫ぶ人間にまず、これを読ませたい。人間というのは簡単に過去を、それも都合の悪い部分は省略して忘れることができるというのは便利だねぇ。