ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

様変わりスキー

 どうも友人の話を聞くと今頃のスキー場は本当にがらがらだという。土曜日に行ってもリフトに人の列がないという。尤も今は学生が試験中だから余計少ないのかも知れない。もちろん昔のようにシングルの椅子がブランブランと寂しげに揺れている、なんていうリフトはなくて、昔いうところのダブル・チェアーだし、スピードもいたって速い。だからどんどん人を運び上げちゃう。何しろひとすべりして降りてくるとそのままリフトに乗って上がっていっちゃうってんだから、休む暇がない。私だったら体力がついていかない。そうだろうなぁ。そして変わったといえば板である。なんでもカービングとかいうやつで、昔の板よりもサイドのカーブがきつい。そのエッジが切っていってくれるからどんどん切り上げてくれちゃうんだって。楽そうな、そうでなさそうな。
 そういえばずいぶんいろいろなところまですべりに行ったものだ。

生まれてはじめていったスキー場。ここの昔の一番長いシングルリフトは乗ってから一眠りできるほどだった。ゲレンデの中腹にあった古いロッジの大きなストーブの火を見ながらみんなで話しこんだ深夜、窓の外を狐がゲレンデを渡るのが見えた。

できてから2年目から何年か連続してこのスキー場にバスツアーを仕立てて年に二回のツアーを実施していた。このスキーツアーを学生の身ながら実行することで人生の友達が何人もできた。未だに家族ぐるみの付き合いをしている。このスキー場は当時帝国観光という会社がやっていた。宿泊施設も今のように上にあるのではなくて、線路から見えるところにある八角形の建物で、なんと三段のスキーヤーズ・ベッドという奴に泊まった記憶である。
ここまで書いて気がついた。これまでいったすべてのスキー場をピックアップしていたらいつまでかかるか分からない。なんたって日本ランドとか、狭山スキー場なんてところまであるんだからなぁ。ニセコ、山形蔵王、奥滋賀一ノ瀬から斑尾、八方、佐野坂・・・もう止めとこう。