ほぼ足りてまだ欲 その先

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ボビー・ヴァレンタイン

 いわずとしれたロッテ・マリーンズの監督である。今晩のNHK総合テレビクローズアップ現代」は彼の特集。うまく既存のプレイヤーを使って今年は大活躍。小宮山、諸積、初芝なんてベテランにうまい役割を与えて、機能させている。「うまくいかなかったことは本人が一番よくわかっている。そこでとどめを刺して何の足しになるというのか」という言葉からもう既にすげぇ〜!といっちゃう。こんな上司に出会えたらいくらでも仕事しちゃうよな。
 私は本当に幸せなことにそんな上司に出会ったことがある。それも二人も。しかし、企業ではずっとその人の下にいるわけに行かない。特に私のような「手に職を持っているわけではないその他大勢、なんでもこなせ社員」は定期的に他に移される。私の場合は誰にでもあわす人間ではないので、合う上司に巡り会うことが少なかった。多くの人は自分の仕事を多くの部下の犠牲の上でこなそうとするし、それが大組織のあり方なんだと誤解しているから滅私奉公、生活すべてをその上司の公私に捧げることを当然と考える。今では全く考えられないのかもしれないけれど、当時はそうだった。最後の上司は「One for all」「All for one」という標語が好きだったけれど、それは実は「All for Him」だった。
 ところで、この番組にはなぜかローソンの若い社長、新浪剛氏が出演していた。なんで?ロッテとローソンに関係があるの?ローソンはダイエー系だったんじゃなかったっけ?あ、そうか、あっちはソフトバンクになっちゃったんだっけ。ボビーの話にこんな生臭いゲストを連れてくるNHKのプロデューサーの気持ちがわからない。スタッフは変だと思わないのかな?ローソンからなにかNHKに出ているんじゃないの?そんな疑惑を抱いてもおかしくないミス・キャストであった。NHKはボビーに謝るべきだ。