ほぼ足りてまだ欲 その先

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鮒飯

 前にも書いたかもしれない・・イヤ、どこかで書いた。「鮒の入った飯」である。わけわからない。実は13年前に死んだオヤジがまだ40代だった頃に無性にこだわって食べたぶっかけ飯である。彼がどこでそんな食べ方をマスターしてきたのか知らない。それよりも、彼がなんで庭の池に鮒を飼っていたのかをそれまで気がつかなかった。彼は一度それをやろうとして飼っていたのである。
 むちゃくちゃに寒い、そう、雪が池の上に浮いているほど寒い日に池を干して鮒を確保する。こんなことをするのなら、どこかで買ってくれば良さそうなものであるが、あの時代にはそんなものはなかったのだろうか。その鮒の鱗をボリバリ取ったら、ワタやひれ、尾ははずし、後は出刃包丁でむちゃくちゃ叩く。ただただひたすら叩くのである。そして、それを味噌仕立ての鍋にする。揚げ、ネギ、にんじん、ゴボウあと何を入れたかもう覚えていないがぐつぐつ煮る。これがポイントなんだけれど春菊を入れる。これを暖かい飯にかけて喰うのである。あれ?味噌じゃなかったかな?今私は味噌で喰いたい。鮒じゃなかったら、何を入れるか。つみれならどうだろう。来週報告をここに書こう。