ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

今日の携帯電話

 往き道の電車の中でじっと観察する。

  • 隣のおっさん。40代後半。マナーモードどころか立派に着メロが轟く。どうするのかと思うと、普通に出る。「お〜、うん、うん、うん・・・・・・そうか」その間約1分半。私は読んでいた本から老眼鏡を掛けたままそのおっさんをじっと見続ける。電話を切って彼はどうするのかと思うと、明らかにこちらを意識している。ずっと前に隣に座って電話で話したおやじは「病院に行くんだよ!」と吐き捨てるように言ったものだった。その40代後半はその後寝たふりをする。
  • 斜め前の列のおばさん。50代前半。着メロは聞こえず。話し声で気がつく。約3分半。長い。単なる連絡だけではなく、お茶のみ話にはいる。「それであれ買ったの?」から先はここで話すほどの緊急時ではないことは明白。このおばさんをも見つめ続ける。切ってコートの左のポケットにしまう。その途端寝たふり。この寝たふりには「居直り」が見て取れるわけね。
  • 扉の脇に立つサラリーマンの20代の男。「はい、は、はい、はい、わかりました」約15秒。同じとびらの反対側の取っ手に捉まっている30代の男に報告する。仕事の連絡であることは明白。お前の会社の儲けからなにかがしかを寄付せよ。