ほぼ足りてまだ欲 その先

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TOEIC

 もう随分このテストも受けていない。どんどん能力が後退しているのは分かっているから受けたくない、ってのもあるだろう。先日新聞を読んでいたら、多分この試験のことだと思ったけれど、リスニング・テストも今度から様子が変わるとかで、「発音のバラエティの増加[ 米国・英国・カナダ・オーストラリア(ニュージーランドを含む) ]」ということになっているらしい。
 それで思いだした。1999年に通っていた学校で、英語のこうした試験のシステムを(多分請け負って)研究している英語教師の一団があって、夕方に試験的にリスニングテストをやるんだけれども、協力してくれる人募集!といっていた。なんにでも手を出していた頃だから、すぐに手を挙げた。多分謝礼として図書券かなんかを貰ったんだと思う。そのリスニングテストが次から次に米国、英国以外の訛りのリスニングだった。まぁ、実際に外国に出るとどんどんクセのある英語に当たるわけで、それもまぁ面白いなぁとは思った。
 そのバリューエーションが、豪州訛り、インド訛り、アフリカ系訛り、中国訛りと来て、ついに日本訛りが出てきた。苦戦の連続だったけれど、私がいた豪州にはインド系はたくさんいるし、中国系はどこに行ってもいるし、結構慣れていたが、一番参ったのが日本訛りだった。非常に微妙なのである。米国南部訛りはかなりお手上げだし、英国訛りもコックニーだったら苦手だったけれど、豪州で慣れた。それでも日本訛りにはかなわないくらいだった。自分が日本語を母国語とするのにもかかわらず、つかみにくかった。それがとても不思議に思えたのだ。それは私だけではなくて、一緒に試験テストを受けた人たちのほぼ共通した印象であった。
 あれからもう7年経とうとしている。