ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

怒りの第二弾

 母校の図書館に行った。先月自動的に月末までの貸出期限とされてむっとした、あの母校の図書館である。今日はもっとむっとすることを宣言されてしまった。4月になったから卒業生の利用証の再登録をする。ここでは大学のクレジットカードを作らないと利用証を作っても本を貸し出してはくれない。だから卒業直前にクレジットカードを作った。
 そこまで要求しておいて、今度は年度末になったら3月上旬までしか貸してやらないという。挙げ句に1月、12月、7月の学生が試験のシーズンには利用させてやらないというのである。なにも閲覧なんてさせてくれなくて良いのである。たった三冊、それもたったの2週間貸し出すだけなのに、なんて反っくり返った態度かとむかっ腹が立つが、それよりもこの程度の認識しか持てない母校の考え方に涙が出る。
 挙げ句に毎年氏名、住所、電話、卒業年次、学科、学生番号まで書かせる。学生番号なんて覚えている訳がない。前年使っていたカードを出し、ID代わりの運転免許書を見せ、大学のクレジットカードまで見せているのに、また全ての個人情報を書かせるのだ。そのうち、ボンドを積めとでも言い出しかねんなぁ。
 職員と話していると学生は信頼できないという不信感から全てが始まっているんだなぁとほとほと思う。「どこも同じなんだろう?」という意見があるだろうなぁと想像はつく。
 でも実際には研究支援という立場から学生を支えていこうとする大学も存在する。その大学では蔵書は全て開架にあり、誰でも全ての書籍にアクセスすることができる。しかも、借り出そうとすると10冊近く借り出すことができる。その代わりに今まさに授業で使われているような文献はリファレンスに置かれて最長3日しか借り出せない。そうしてできるだけ多くの学生にチャンスを与える。卒論に取りかかっている学生は図書館にあるキャレルの優先使用権利が与えられ、貸出冊数も増える。そして、カウンターにはレファレンスの担当者がいて、「こういうことを調べたいけれど、きっかけはどうしたら」というような悩みを持っていくとアドバイスをしてくれる。理屈に合っている。
 学内にロッカーを置いて有料で貸し出したらどうだ、といったら「何を入れられるか分からないからダメだ」と反応する。そうか、そういう時代で、そういう世の中と心得よ、ということなのか。
 そこで携帯電話ににこにこして自画像を撮っているお嬢ちゃん!良いんだそうですよ、もうそういう時代なんだから!