ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

バスで花見

 朝6時過ぎに無理矢理起きる。日帰りバスツアーに参加して芝桜とツツジを見に行くことに。バスは40数人の高齢者グループを乗せて外環から関越へ。高坂で休んでから花園で降りて、まず長瀞へ。岩藤がほんの少し咲いている。天気は上々で、長瀞ライン下りのお客さんたちも快適な様子。おみやげ屋の一軒でおいしく煮たお豆を何回もつまみ食いをして、栗豆と黒豆、花豆を買う。こういうものがおいしいと思うようになっているのである。
 秩父羊山公園に行く。なんとなんとポスターの通りに綺麗に植え付けられた芝桜が素晴らしい。その圧倒的な量にもびっくりするけれど、見物に来ているおじいさん、おばあさん(勿論私も含めてである)の圧倒的な人数にも驚かされる。あたかも巣鴨の地蔵通りがすっかりここに来ちゃったのじゃないのか、というくらいの人々の数。これがまだ平日だというのにこれなんだから、明日からの連休中は一体どんなことになるのだろうかという位である。
 ややくたびれて小一時間ゆられて寝ている間にバスは青梅に。バスツアーの醍醐味はお気楽なことにこの居眠りしている間に次のサイトに到着しちゃうと云うことである。
 こちらはかの有名な青梅慶友病院のすぐ傍にある塩船観音である。山門からして、相当な期間ふき直していないと思われる茅葺き屋根。本道の茅葺き屋根の上にはタンポポが咲いていた。このお寺の裏山が一面のツツジである。こちらはバスも私たちが乗ってきた一台が来ているくらいで、比較的ひっそりと愛でることができた。特に上から見下ろすツツジは満足感充分である。入山料300円はこのツツジを拝見するにはそれほど高いとは思われないという印象。少し時期的に早すぎたきらいはあるけれど、お仕着せのバスツアーではその辺を望むべくもない。それにしても一面のツツジは一度は見ても良いかも知れない。勿論都内でも護国寺だとか、根津権現で満開のツツジをそれなりに楽しむことは可能だけれども、こんなにひっそりと見ることはかなわない。