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いやぁ、今朝は本当に猫に怒った。なんたって午前4時頃に人の手首をがぶっと噛んだのである。多分、彼はその前から私の手にちょっかいを出していたんだろうけれど、私がなんら反応を示さなかったため、噛んだのであろうが、私にとってはいきなり噛まれた気分である。それもあろう事か手首である。これで傷なぞついた日にはリストカットと間違われそうである。それで、しらんふりをしてやったのであった。ところがどうも昼夜逆転している息子が餌をやったらしく、猫はいずれにしても目的は果たした様子であった。これがいけないのである。そのうちまた私のところに、今度は純粋に遊び目的でやってきた。しょうがないから起きだしてみた。別に何を要求するわけでもないのである。しょうがないから私は朝飯を食べることにした。なんと6時前に超はや朝飯である。昨日すっぽかしてしまった夕飯の残りの〆鯖を冷蔵庫に発見したので、それを肴に、とはいえ一杯飲むわけにも行かず、ちゃんとメシを食った。それならばとインスタントではあるがみそ汁をつけ、奴を出し、漬け物を出して、本格的な和風朝食をしっかりと噛みながら喰った。ま、結果的に見れば猫のおかげで珍しいことができたわけだけれども、そこから先がいけない。二度寝をしてしまったのである。眼が覚めると10時であり、実に自堕落な一日の始まりとなってしまったのである。