こんな良い天気の一日にもかかわらず、はっきりいってだらしなくも悲しくもとんでもないほどの二日酔いで全く棒に振るに至った。なんと無駄なことであろうか。恩師のゼミが山形県で合宿しているにもかかわらず、こうして過ごした一日は彼らにも申し訳がないような気がする。進学に悩んでいるという4年生の相談にも乗ってあげたかったのだけれども。おかげでつれ合いが見ていたスイスのテレビ番組を見ることができた。彼女は今を去ること35年ほど昔に行ったことがあるという。私は欧州に足を踏み入れたのは仕事で行った三回だけである。そのうちの一回はロンドンのヒースロー空港で乗り継ぎのために12時間以上待っていたというつまらない話だ。死ぬまでに一度そんなところに行ってみたい。ふたりとも仕事を終えてからの話になるわけだけれども、そうなると金にならないわけで、老い先を考えるとそんなことできるのかどうかと考え込む。実行したらその分生きながらえる月数が減るということだものなぁ。
