朝日新聞 2006年10月03日21時19分
厚生労働省大阪労働局は３日、製造請負大手の「コラボレート」（大阪市北区）に対し、労働者派遣法に基づく事業停止命令と事業改善命令を出した。大手メーカーなどとの請負契約を装って労働者を都合よく働かせる「偽装請負」に絡んだ事業停止命令は初めて。
上記記事によると、偽装派遣先は住友ゴム工業の子会社「SRIハイブリッド」で、コラボレートは、国内最大級の人材会社「クリスタル」（京都市下京区）グループの中核会社で、多数のメーカーと取引がある。従業員は今年８月現在で3万4290人。「SRIハイブリッド」や「クリスタル」にはその責はないのだろうか。偽装請負の問題は全国各地に拡がっているはずで、ようやく行政が動いたと云うことか。研修・実習ビザとともにこの仕組みは公然の秘密となっていたはずと思っていた。
