エレベータ業界も信頼感が失われつつあるけれど、こんな記事。
国土交通省発表によると、フジテック（滋賀県彦根市）が2002年以降に製造した1万2000基以上のエレベーターに設計よりも強度の低い鋼材が使われ、うち560基は建築基準法上、強度不足の恐れがあると発表した。鋼材は、大手鉄鋼メーカー、JFEスチール系列のJFE商事建材販売（大阪市）が強度の高い鋼材と偽って納入。偽装された鋼材の取引は、フジテック社員との合意の上だった疑い（朝日新聞2007年07月13日00時26分）
検索すると「SPHCという熱延鋼板は、冷間圧延プロセスを通らない分、安価で板厚が厚く、自動車のフレームといった骨組み材や強い圧力を受ける配管などに使用される。SS400は鉄骨などに使われる鋼材で、一般構造用圧延鋼材」なんて云うものが見つかった。どうしてこんなことをするのかといえば、コストダウンになるからということなのではないだろうか。だとしたら、いくらミル・シートでは辻褄を合わせたとしても、請求、支払い実績を追いかけると証明されるのではないだろうか。
