ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NHKラジオ深夜便

 「こころの時代」は今年の5月15-16日に2回にわけて放送された「悲しみを分かち持って〜子を亡くした親の会の20年〜」の再放送で「小さな風の会世話人で確か山梨英和大学で教えておられる若林一美先生のお話であった。若林先生は1985年に深夜便で日野原先生と対談をしておられるようで、そのCDはNHKのオンライン・ショップで入手が可能だそうだ。私は2000年に大学の授業で若林先生の授業をとったことがある。淡々と語られる話の中身にはどうしても集中して考えなくてはならない大きなテーマがあって、人間が人間として謙虚に向き合うことを知らされたのだった。人間がどうしても油断したりすると簡単に失ってしまい、どこかに忘れてきてしまうものがこの「謙虚さ」というものであることに気がつかない訳にはいかない。
 謙虚にひとつひとつの事柄を受け止め、そしてそれが自分にとってどの様な意味を持つのかということを考える時間と動機を見失ってしまうと「私の立場」と「私の面子(めんつ)」で事に当たろうとすることになる。そこからいくつもの騒動が始まる。