ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

諸君、それは失礼でげすよ

 今度参議院議員になった田中康夫がまだ長野県知事だった頃、彼は因縁絡みのダム建設を一旦止めようとした。それは「脱ダム宣言」なんて良いわれていたよ。で、その当時に「長野県公共事業評価監視委員会」という組織に名うての委員を任命した。それが金子勝・慶応大学教授と保母武彦・前島根大学副学長である。底なしズルズルの公共事業に批判的な人たちである。それまでの長野県政はその辺はもう真っ暗闇で、なにしろ長野オリンピックの暗闇の部分は資料がなくなっちゃってわからない、というすっとぼけも良いところの県政だった。しかし、長野県民は田中康夫のとんがらがった未成熟なお坊ちゃんの様なもののいい方がどうにも我慢がならなくて(これは私が言っているだけでそんなことを公式に口にした人はどなたも居られないことをお断りしておかなくてはなりますまい。実際は水の清いところには美味しいものがないから)、田中を放り出して村井仁に乗り換えた。するとほうら、彼はすぐにダムをやろうと進める。そこで、「お忙しいと思いますし、来て頂くのも遠い訳ですから」というんで、「辞めろ!」と辞めさしてしまったのだそうだ。わかりやすいことをするねぇ。どうせ田中もいないんだし、もう放り出せ、ってなものである(この人たちには人に対する礼儀、なんてものがないんだろうね)。確かに群馬や長野は現地に行くと地元の土建屋さんの数は数え切れないほどあるものなぁ。(出典:Asahi.com 2007年08月06日22時39分「長野県、脱ダム2委員に辞職勧告 「同意なき解任」騒然」)

県によれば、保母氏には電話で意向が確認できたが、金子氏は連絡が取れず、返信もなかったため、「辞意」と判断、今年度の委員リストから削除した。一方の金子氏は「同意もなしに解任するのは手続き違反。県に批判的な委員を辞めさせたいのではないか」と納得していない。6日の委員会では「解任されたことをメディアの取材などで初めて知った。県からは通告もない」と述べ、「県の独断で委員を辞めさせられるのなら、委員会の独立性は損なわれるのではないか」などとする5項目の質問状を読み上げた。