ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Kenny Burrell

 先日入手した「Kenny Burrell : 75th Birthday Bash Live!」をようやく聴く。昨年の7月31日でバレルも75歳だったのだそうで、今では既に76歳になっているということである。バレルもどんな歳の取り方をするのかと思っていたが、真っ白な頭になっていて羨ましいくらいなものである。最初の6曲はビッグ・バンド構成でどこかのライブのようだと思ったらオークランドのYoshi's Jazz Clubでの収録のようである。6曲目の「Don't Get Around Much Anymore」のイントロで私の興奮は最高点に達してしまうのだ。このアルバムの構成は実に良くできていて「A Nitght in Tunisia」そして「I'll Close My Eyes」最後の「Take the "A" Train」までJoey Defancescoのハモンドがもういやが上にもスウィングさせてくれるのである。こんな状況を生でぼかんと身体にぶつけて欲しいものだ。そして時あたかも今週の木曜日から日曜日の9日までの4日間、この75歳誕生日記念ライブ以来のライブが毎日二回このYoshi's Jazz Clubで行われるそうである。行きたい!そうしてもう一度彼のautographyを貰いたい。
 このお店はHPのAbout Usから見ると1973年にオークランドで鮨バーを三人で始めたのが最初で、1977年に大きくしてライブを始めたところに原点があるらしい。私が生まれて初めてサンフランシスコのRussian Hillsのstudioに暮らしていた長部正太(在サンフランシスコ、ピアノ)のところに転がり込んでいたのが1970年だからあの頃はまだなかったわけだ。といっても私は当時60日間もいながらオークランドには行ったことがなかった。