ご存知フランスの大統領、ニコラス・サルコジだけれども彼はハンガリー系移民の二世だ。フランスで移民の子どもたちが不満を明らかにした時に強硬方針をとったとして知られている。こちらもよく知られたテレビ番組、米国CBSの「60 minutes」のLesley Stahlというこれまたよく見る女性記者がサルコジをずっと追いかけてインタビューを重ねてきていた。その一連のインタビューの一部がこちらのCBSのサイトで見ることが出来る。彼は移民の子どもとして数々の差別に遭遇してきたことからアメリカというどんな移民にもチャンスがある文化は素晴らしいと答えたりしてる（実はそうでもないけれどね）が、圧巻はレスリー・ストールが「ところで誰もが聴きたいと思っているんだけれど、奥さんとの関係はどうなっちゃの？」とぶつけると彼はそれまでも俺は忙しいんだと不機嫌だったのに加えて無表情になる。その途端、イヤフォーンを外し、出て行っちゃう。正式に離婚が発表される2週間前の収録だという。この様子をTBSテレビのニュースで見たのだけれど、「60 minutes」を「CBSドキュメント」として放送しているTBSのことだから多分「60 minutes」のことだろうと思った。
一説によるとCBSはその前にとったインタビューが音声の関係で失敗しており、もう一度頼むと押しきって撮影に辿りついたけれど、それはこれが目的だったんだろうという声も流れている。
いずれにしろ「60 minutes」らしいやり方だったんじゃないだろうか。
