ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

フルーティー・ミルク

 ミスタードーナッツのウェブ上における発表には「この度、2007年6月6日より季節商品として販売しておりました「フルーティミルク」3商品のうち「ストロベリー」「メロン」について、賞味期限切れの原材料(シロップ)を使用した商品を販売したことが判明しました。全国の1,280店舗の販売状況を調査した結果、181店で1,075杯を販売したことが判明しました。」と書いてある。しかし、新聞記事によると「ミスタードーナツ本部のスタッフが10月1日に賞味期限が切れることを9月25日に全国の全店舗にメールで伝えたが、店側が見落としていたことが原因という」とほぼ各紙同じような調子で伝えている。
 デイリースポーツが「これまでにメロン約21万杯、ストロベリー約51万杯を販売。完売した時点で販売を終了する予定だった」と書いているところに注目したい。完売したらそこで終わりだけれども各店舗では完売していなかったということになる。ミスド本部は10月1日に賞味期限が切れると伝えたとはいっているがそこで販売を終了するように指示したとはここでは読めない。「賞味期限が切れる」けれど、「もう売っちゃダメですよ」とは云っていないように見える。
 各店舗ではフランチャイズ契約で運営しているから仕込みは全部店舗側の負担。つまり売れない商品を本部が開発して「この日からの新商品です」と宣言すると各店舗は仕入れる。それが売れなくても本部は困らないが、各店舗は困る、ということなんじゃないのか。だから売れ残った商品を少しでも捌こうとするのではないのか。デイリーが云っているようにメロンはストロベリーの半分も売れていない。それだけ現場サイドには残っているのではなかったのか。巷ではメロンはまた注文する気になる味ではなかった、という噂も聞く。
 なんだかコンビにおける本部とフランチャイズの図式とほぼ同じではないのか。そんな疑問が生まれる報道だった。この類の話はまだまだ転がっていそうだ。