ほぼ足りてまだ欲 その先

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外国人指紋と写真

 今日から各空港等の入国管理では人差し指の指紋の採取と顔写真を撮影することになったというニュースがどんどん流れている。だからおかげで外国人入国用のゲートは長蛇の列になっているのだそうだ。こんなことをやっているのは米国と日本だけらしい。テロリストが入ってきたらどうするんだ、という大きな声が聞こえてきそうだ。それならそれで、何の問題もないケースではその情報を確実に廃棄せよ。実は入国する外国人全員の個人情報を法務省がファイルアップするということにその目的はありそうだ。これが米国との間で情報交換されていないという保証はない。
 「テロ予防」という理由を使って何でも、どんなことでも個人の情報を国家が管理することに対する理由付けとしていくことになる。もう既に始まってしまっているといっても良いこの国では、ひとつでも問題を指摘しなくてはならないのでは。事件が起きると確実に車を特定し、その経路を把握することができるように日本の道路にはモニターカメラが張り巡らしてあることはもう誰も知っている。そしてそれは事件の解決にこんなに役に立っていますというデモンストレーションを見せられると誰も文句が言えない。しかし、もっと知らないところで、そんなシステムはとても有効に使われているのではないだろうか。そう簡単に国家が個人情報を手にしてはならないはずではないだろうか。